ブラジル駐在員の書く南米事情

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リオのカーニバル①

先月リオのカーニバルに行ってきた。

リオのカーニバルというとみなさん聞いたことはあるだろうがどのようなものか詳しくは知らないであろう。


そこで、サンパウロの住んでいる筆者が日本の皆さんに向けてリオのカーニバルについて紹介したい。

 

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まず、リオのカーニバルに行くといっても、実は、

①観戦するのか(写真のように両サイドからサンバの行進を見る形)
②サンバの踊りに参加する(参戦)のか

という二通りがある。

筆者は両方を先月経験してきた。

①観戦
値段1,200レアル(日本円にして4万円前後)でネットで事前購入。(早く買ったほうが安い)


まず、チケットを指定されたホテルに取りに行き、その後会場に自分で向かった。
翌日にサンバ参戦することにしていたので、その衣装も同時に受け取った。

一旦ホテルに戻り、翌日使うサンバの衣装は部屋において、午後7時ごろに夕食を食べそのままUberで会場に向かった。
(Uberは南米なら大抵使えるので、南米に来る人はアプリを用意しておくといい)

実はサンバのカーニバルが始まるのは午後9時から。よって夕食を食べてからでも十分間に合う。

で、このサンバ、実は午前5時くらいまで続くのだが、サンバはチームがいくつもあるので、チームごとのパフォーマンスを順番に見ることになる。

一チーム1.5時間くらいかけて、500メートル位を行進する為、非常に時間がかかるし、
音楽も実は結構単調である。

よって飽きる。

身も蓋もないが、これは事実である。

なので最後まで見きることはできず、筆者は半分くらい見た午前2時くらいにはホテルに帰ってしまったが、これでも良く頑張ったほうだと思う。

人によっては5分で飽きるとのことである。

 

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結論として、これが4万円弱に値したかというとそうは思わない。

というのも、観客席にはいろいろなセクターがあった、筆者は一番高いセクターを買ってしまったが、はっきり言って、どこのセクターを買っても、各チームはしっかり踊ってくれるので一緒であったと思う。安い席だと1万円もしなかった。
(1階席か2階席かの違いはある)

なので、もし来年以降行こうという人がいれば、安いセクターの席を取ることをお勧めする。高いセクターは出入り口から近い程度のメリットしかない。

サンバへの参戦については別途記事を書くが、こちらは7万円位したものの、それだけの価値があったのと非常に対照的であった。

 

ちなみにリオは今非常に治安が悪いことで有名である。警察の予算が少ないので、防弾チョッキが十分に変えず、犯罪集団との銃撃戦で警察官が毎日のように死んでいる。今年に入って警察による治安維持が無理だという事で、軍隊が治安維持を担うようになっているほどである。

 

実際に日本から来られる場合は治安面に気をつけることは必須である。